最近の相場は上がったり下がったり、落ち着かない日が続いています。
ニュースやSNSで「暴落」「急落」という言葉を見ると、どうしても不安になりますよね。
でも、暴落は長期投資をするうえで必ず通る道。
そして、暴落のときにどう行動するかで、将来の資産が大きく変わります。
この記事では、初心者が暴落時に絶対にやってはいけない行動と、
慌てずに乗り越えるための正しい考え方をわかりやすく解説します。
暴落は必ず起きる|長期投資の前提
このグラフは、オールカントリー略してオルカン(MSCI ACWI)と呼ばれる「全世界株式」の値動きを表しています。
オルカンは、アメリカ・日本・ヨーロッパ・新興国など、
世界中の株式にまとめて投資できる、リスクの低い代表的な指数です。
では、実際に過去の暴落ではどれくらい下がったのでしょうか?
オルカン(MSCI ACWI)の下落率を見てみましょう。
- リーマンショック(2008年):年間で約−41.8%の下落
- コロナショック(2020年):1ヶ月で約−34%の急落
- インフレショック・ウクライナ情勢(2022年):年間で約−18%の下落
どの暴落も当時は「もう終わりだ」と言われましたが、
長期で見れば市場は回復し、過去最高値を更新し続けています。
つまり、暴落は「異常」ではなく、長期投資の途中に必ずある“イベント”なのです。
初心者がやってしまう「絶対にNGな行動」

① 狼狽(ろうばい)売り (パニック売り)
暴落時に最もやってはいけないのが、焦って売ってしまうこと。
暴落の底で売ると、
「安く売って、高く買い戻す」という最悪のパターンになります。
② 積立を止めてしまう
暴落時は価格が下がっているので、
むしろ積立を続けるほど平均購入単価が下がるというメリットがあります。
ここで積立を止めてしまうと、
「安く買えるチャンス」を逃してしまいます。
③ SNSの煽りに乗る
暴落時はSNSで「売った方がいい」「買い増しだ!」など、
極端な意見が飛び交います。
しかし、SNSの情報はあなたの状況を考えていません。
目的・生活状況・投資額は人それぞれです。
暴落時にやるべき正しい行動

① まずは「生活費の安全」を確認する
暴落時に最も大事なのは、生活が揺らがないこと。
生活防衛資金(3〜6ヶ月分)が確保できていれば、
暴落でも慌てる必要はありません。
② 積立は淡々と続ける
暴落時は価格が下がるため、
積立を続けるほど平均購入単価が下がるというメリットがあります。
長期投資では、暴落こそが将来の利益の源泉になることも多いのです。
③ リバランスは“暴落前”に準備しておくもの
暴落時に慌てて売買するのではなく、
普段から年1回のリバランスで資産配分を整えておくことが大切です。
暴落が来てから動くのではなく、
暴落が来る前に準備しておくのが正しい姿勢です。
もし暴落がすでに来てしまっていれば、
積立は淡々と続けて乗り切ったのちにリバランスを行いましょう。
リバランスとは、増えすぎた資産と減った資産の割合を元のバランスに戻すことです。

たとえば、
- 最初は「株50%・現金50%」でスタート
- 株が好調で「株70%・現金30%」に偏る
このままだと、株の比率が高くなりすぎてリスクが大きくなります。
そこで、増えすぎた株を一部売って現金に戻し、
「株50%・現金50%」のバランスに整える
これがリバランスです。
リバランスにはこんなメリットがあります。
- リスクの取りすぎを防げる
- 高くなった資産を売り、安くなった資産を買う「逆張り」が自然にできる
- 長期投資のブレを小さくできる
最初は 年に1回くらい のペースで十分です。
暴落はむしろチャンスになる理由

暴落は怖いものではなく、長期投資家にとってはチャンスでもあります。
- 安く買える
- 平均購入単価が下がる
- 回復時の伸びが大きくなる
もちろん、無理な買い増しは不要ですが、
淡々と積立を続けるだけで十分に効果があります。
まとめ:暴落でも慌てないために必要なこと

暴落は必ず起きますが、正しく向き合えば怖くありません。
- 生活費と生活防衛資金を確保する
- 積立は淡々と続ける
- SNSの煽りに乗らない
- 目的ベースで判断する
この4つを守れば、暴落はむしろあなたの資産形成を後押しする味方になります。


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